2014年3月30日 - 2014年4月 5日 « トップへ
2020年11月 9日
新型コロナウイルス感染拡大を防止するための当院の取り組みとお願い
■当院では2012年の開業当初より、スタンダードプリコーション*に基づいた歯科診療を行っております。
患者さんの歯を削るタービン・5倍速コントラ・等速コントラとバー類、仮歯や義歯を削るストレートハンドピースとバー類、根管治療用ファイル、その他口腔内に使用する全ての器具を最高水準の高圧蒸気滅菌器であるクラスBオートクレーブによって滅菌しております。
(*スタンダード・プリコーションとは、すべての人は伝播する病原体を保有していると考え、患者の疾患や病原微生物の種類に関係なく、すべての患者の湿性生体物質である①血液、②汗を除くすべての体液、分泌物、排泄物、③傷のある皮膚、④粘膜との直接接触および付着したもの、との接触が予想されるときに、手袋やマスク、ガウン、ゴーグルなどを使用すること、さらに手洗いをして医療従事者自身が防御することです。)
■昨今の新型コロナウイルスの感染拡大を受け、次亜塩素酸水*は注目されつつありますが、当院では2012年の開業当初より次亜塩素酸水生成器
『EO-005』および中性電解水生成装置『ポセイドン』を設置し、院内感染対策に活用してきました。
医療機関によっては消毒用アルコールが不足し、現在大変憂慮すべき事態となっております。当院では消毒用アルコールの他に、歯科用ユニット、院内のドア、ドアノブ、待合室のテーブル、椅子等の消毒に『EO-005』による生成直後の新鮮な次亜塩素酸水を使用しております。また、設置するだけで自動的に残留塩素濃度を補正することができる『ポセイドン』を歯科用ユニットだけでなく、手洗い用シンクにも通しているため、歯科用ユニット給水の清浄化や手洗いの効果を高めることができます。
(*次亜塩素酸水(NaClや塩酸を電気分解して生成するもので有効塩素濃度10〜80ppm)は、各種の病原細菌やウイルスに対して高い殺菌活性や不活化活性を示します。それらの活性は、消毒用アルコール(70%)より高く、0.1%次亜塩素酸ナトリウムと同等です。人体や環境に対する安全性が極めて高く、広範な細菌やウイルスに有効性を持つ次亜塩素酸水の活用は、感染防御に大いに役立つと判断・期待されます。)
■スタッフの体調管理に努めております。スタッフ全員が、出勤直後、昼休み、就業終了時に非接触型の体温計を用いて毎日検温しております。
■歯科用ユニットが3台ありますが、それぞれのユニット間の距離は2m以上です。
ユニットにお2人お座りいただく場合は、できるだけ真ん中のユニットを空け、両端のユニットを利用し、距離を確保するようにしております。
また、待合スペースにも患者さんが集中しないようアポイントをとっております。
■定期的に換気を行なっております。当院はビルの4階で角部屋ということもあり、換気時は風通しが良い環境ですので、換気中、換気直後は寒さを感じることがあるかもしれません。
以前は膝掛けをユニット脇に常備しておりましたが、接触感染の可能性を危惧し、現在は常備しておりません。もし寒さを感じ、膝掛けをご希望される場合は洗濯後未使用のものをご使用いただいております。
ご遠慮なくお申し付けください。
■注水切削器具等の使用時、口腔外バキュームをお口から10cm以内に近づけるようにしております。
うるさく感じてしまわれることもあろうかと思いますが、唾液等の飛沫を抑えるために大変効果的です。何卒ご理解ください。
■ご来院時の検温にご協力ください。(※体温計は非接触型ですのでご安心ください)
■院内でご自分のお口の中に指を入れないようにお願いします。もし入れてしまった場合はワイプをお渡ししますので、どこかを触る前によくお拭きください。
■感染拡大防止のための受診当日問診票にご記入ください。状態によっては無理に診療せず、ご帰宅いただく場合がありますので、何卒ご理解ください。
基本的に一度ご記入いただければよいのですが、問診票ご記入時の状態と変化があった場合はすぐにお申し出ください。ご記入時とお変わりがないかどうかをスタッフがお尋ねすることもございますので、何卒ご了承ください。
医療法人社団匠友会 新潟駅前歯科クリニック 理事長 寺尾 豊